宮城が生んだ「ササニシキ」と「ささ結」2つの銘柄米。その美味しさや品質をさらに広めようと、誕生の地・大崎市の宮城県古川農業試験場にて、今年で3回目となる「みやぎ・大崎耕土『ささ王』決定戦」最終審査会が22日(金)に開催されました。
分析機器測定(食味分析計、品質判定機)の第1次審査を通過し、最終審査(出品者13名15点)に進んだ白石産ササニシキ。頂点の「ささ王(1点)」に次ぐ「金ささ賞(2点)」を生産者2人がダブル受賞する快挙となりました。
炊きたて、冷飯、酢飯シャリの3タイプを、米のスペシャリスト6人が審査。数字のみ表示された15点、香りや食感、のどごしなど、参加者も一緒に試食を進める中で、口の中に入れた瞬間にあっさりほぐれ、特に食べやすいと感じるササニシキがあり、同様に感じた参加者とも話題になりました。審査会の最後、受賞した一部生産者が公表されましたが、それが白石産ササニシキだったことにとても感動しました。
1年目は大崎市内、2年目は宮城県内に出品者を拡げ、全国から出品者を募った3年目の今大会。見事「ささ王」に輝いた齊藤さん(大崎市)とは、プロジェクトがスタートした平成28年度、熊本県で開催された「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で出会い、宮城の良き大先輩として親交してきた生産者。米づくりへの思いを強くした同郷の師匠と並び、喜びもひとしおでした。
プロジェクト4年目、人知れず米づくりに励んで切磋琢磨した生産者みんなでつかんだ今回の受賞。炊きたても、冷めても、寿司のシャリとしても、とても美味しいことを、もっと多くの皆さんに知っていただく機会をいただきました。人柄がつくる米。長年の継続が力となり、また新たな実を結びました。
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