容赦ない暑さ 福岡・白川にて

1807福岡白川

「昨日はこのまま倒れるかと思った……」日差しは和らいでも湿度と気温の高い7月中旬、ぼたぼたと汗をかきながら、健一さんが福岡・原の溝切り作業を進めていた。溝切りの機械がスムーズに動くよう幾分水の落とし具合を加減した水田。最低限の除草剤では防ぎきれない雑草も目立ち始めていた。秋の収穫時、コンバインが刺さるのを避けるための必須作業とはいえ、高い湿度が連日の作業に追い打ちをかけている。倒れたら元も子もないと心配するが、異常気象に農作物も季節も待ったなし。日差しがないだけまだいいと、真っ黒に日焼けした顔に大粒の汗が流れ落ちていた。

毎年手押しで溝切り作業をしていた良夫さん、今年思い切って電動の機械に。蝉がけたたましく鳴き始めた7月下旬、避けようのない暑さをわずかに避けて各圃場の作業を進めていた。畦の草は刈り取られ、そよぐ稲の間を飛び交うトンボたち。昨年8月以降のようなやませや台風を懸念しながらも、また密かに研究熱心な横顔をのぞかせた。作業前、すでに汗だくだった背中もびしょびしょに。刻々と照りつける日差しに作業も終えるかと思いきや、違う圃場も溝切りすると汗を拭った。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

最新記事

立冬 自然乾燥米第3弾出荷へ

立冬 自然乾燥米第3弾出荷へ

朝晩一段と冷え込んできた立冬。越河の棒がけも十分乾き、プロジェクト今年最後の脱穀作業へ。柿がたわわに実り、近くの沼には白鳥が飛来...

記事を読む

晩秋の福岡 木須さん一家の自然乾燥米出荷へ

晩秋の福岡 木須さん一家の自然乾燥米出荷へ

蔵王連峰に雲がかかり、晴れ間にさっと降っては虹がかかる「時雨(しぐれ)」の季節がやってきた。刈り取り後、台風の強風で倒れ、掛け直した棒がけ。その...

記事を読む

自然乾燥米 第一弾脱穀 大平にて

自然乾燥米 第一弾脱穀 大平にて

昨年までコンバインを持ち込んで棒がけの脱穀をしていた贇(ただし)さん。相棒のお父さんが使って欲しいとバインダーを提供し、息子さんと3人で...

記事を読む

10月 白川・良夫さんの稲刈り

10月 白川・良夫さんの稲刈り

プロジェクト3年目、刈り取りのタイミングを見計らっていた良夫さん。例年よりも成長著しかった今年、台風による強風もあって若干なびいた稲だが...

記事を読む

まったなしの繁忙期突入 斎川

まったなしの繁忙期突入 斎川

幹線を走っていると、それぞれの地区の稲刈り状況が見えてくるこの季節。白石・斎川周辺、刈り終わった水田を見かけると、太齋さん一家の目まぐる...

記事を読む