連日猛暑が続く7月下旬、今年からプロジェクトに参加している木須さんの果樹園へ。水田の苗が出穂の準備を迎えているこの時期、果樹園では日中の暑さを避けて摘果作業が続いていました。この日は40年以上の木にたわわに実り始めた「ふじ」の畑。この数週間まとまった降雨がないため、本来内側に閉じ気味のりんごの葉も開き気味といいます。
受粉して結実したばかりのりんごの赤ちゃんを摘果する時期から2度目の摘果時期に。春に摘果したりんごの実をさらに手作業で摘んでいきます。2ヘクタールある木須果樹園、連日家族総出で手間のかかる作業が続けられます。素人目には、せっかく実った青々としたりんごを摘んでしまうのはもったいないような摘果作業。素早い作業とはいえ、これから熟していくりんごの成長を予測して残すという長年の経験や技術が見えました。徒長枝切りも同時進行しながら、一本の木に600~800の果実を残し成長させる大事な作業。すべては手作業、機械ではできないからねと、ハシゴを動かし登ったり降りたり……。現在の摘果作業が一段落する頃、水田のササニシキは出穂時期を迎えそうです。
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