10月 稲刈り 福岡

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蔵王連峰の色づきが麓からも見える季節、時折吹き下す風も少し冷たい10月に入った。白石・福岡の水田も一面黄金色を増し、あちらこちらで機械が静かに音を鳴らす。9月末から他品種の稲刈りに着手した健一さん、今日はササニシキのつなぎ姿でコンバインを動かしていた。

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夏の長雨で伸びた稲を気にかけていた。先の台風で全く影響がなかったわけではない。蓋を開ければ、天候不良で収量が減ったことも仕方ない。ササニシキは収量は少なく、質を高めたいと生産者たちが言うように、その食味が一番の気がかりである。コンバインは昨年よりも稲を刈り取ってから、籾を排出するトラックに戻るのがわかった。

旨い米を作りたいという健一さんの思いは、地道に作業する姿や、天候不良と言えども綺麗に仕上がった籾の様子から伝わってくる。「好きだからできるんだよ」作業が連日朝から晩まで続く秋、それでも前向きな健一さんのような生産者がいるからこそ、手のかかるササニシキを届けられる。

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