7月 全圃場生育調査

出穂前「幼穂形成期」を迎えた苗

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梅雨明け間近の7月下旬、今月も全員での圃場巡回の日。4月下旬に植えられた苗は「幼穂形成期」を迎えていた。朝から日差しが照りつける中、越河の圃場から指導と確認作業が始まった。

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苗の主茎(一番太いもの)をカッターで削るように剥がし、これから出てくる「幼穂」の長さを測る

今回の生育調査では、出穂前の「幼穂」がどれだけ茎の中で成長しているかを確認し、1㎡当たりの茎数や葉色、草丈も前回同様に確かめる。これらの数字から、これからの時期ササニシキの生育で懸念される「倒伏診断」もできる。

全員での巡回を重ねるごとに、互いの圃場への関心も高まり、現場では協力して確認作業する5人。若き担い手、斎川の雄一さんの圃場では、他の4人がまるで父親のように気にかける姿がいつも印象的だ。

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水管理、カメムシ類の病害虫やいもち病の防除、台風など天候による倒伏の懸念など、出穂以降も気が抜けないササニシキ栽培。圃場巡回後のミーティングで、生育の注意点が繰り返される中、今回の指導にあたる大河原農業改良普及センターの齋藤さんの一言は、生産者にとって心強い励ましだ。

「ササニシキ栽培は生産者の腕の見せどころ、車に例えるならマニュアル車で」

他の品種では耐えられるものが、抵抗力が弱いササニシキは耐えられない。だからこそ、担い手の経験やその時々の状況判断が問われる。大切な出穂の時期、広大な面積を抱えた生産者たちの、できる限りの細やかな管理が続く。

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