ササニシキ田植え始まる 斎川

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曇り空に時折小雨の5月、田植機2台をフル稼働させて、太齋さん一家の作業が始まった。今年も泊まり込みの親戚、近所の人に助けられ、連日の代掻き、田植え。休みの子供たちが大人の作業を目で追いながら、手を伸ばしながら、我先にパパの隣りに乗りたいともめていた。

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「きょうはササニシキうえるんだって」末っ子の娘ちゃんが楽しそうに話し出した。

「パパやさしいでしょう?」「パパはおこるとこわいです」しっかりした受け答え、慣れてきてどんどんしゃべり出す。「ごはんすき?」「パパのつくったごはんおいしいんだよ」苗を積みに戻った雄一さんに話すと、一気に笑顔になった。

「わたしもやりたい〜」「苗箱の種類ちがうからむりだって〜」兄妹が、空いた苗箱を競うように重ねて、数えて、おじさんに渡す。一枚終われば次の田んぼへ。「向こうの田んぼに行くよ」と声をかけると、大人のゴム手袋をはめたお兄ちゃんは「お父さんの、最後まで見たい」と、機械が畦に上がるまで目で追いかけていた。

畦に咲くタンポポの綿毛を飛ばしながら、遊びながら、大人が動くたびに動き出し、進む田植機を見ている。「おれドボンしたことある」土側溝に水が勢いよく流れる季節、こわかった経験からしっかり学んで、慎重に畦を渡り歩くお兄ちゃんだった。大好きなパパの仕事場は子供たちの格好の遊び場。今年もおいしいごはんを食べてもらいたいと、雄一パパの多忙な毎日が続く。

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