4月下旬 蔵王連峰に「種蒔き坊主」

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5月連休前のこの季節、蔵王連峰の雪渓が浮かび上がり、立夏の訪れを告げる。外輪山の「水引入道」に「種蒔き坊主」が現れると、麓では田植えの時期。代かきされ水の張られた水田の光景は、朝な夕なに美しく、蛙が鳴き出す頃だ。

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働き者の良夫さん、好天のこの日、いよいよ今年のササニシキを蒔き始めた。育苗箱に約270枚ほど。プロジェクトでは今年も昨年同様の作付面積で栽培に励む。傍らに、離れて暮らす息子さんと甥っ子さんの姿。「何枚積んだっけ?」「何枚並ぶ?」男3人の会話も行ったり来たり。お母さんはじっと黙って作業を手伝う。

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ビニールやポリフィルムを使って簡易プールを作り苗を管理する「プール育苗」。水苗代に近い状態で箱育苗を行い、灌水作業や温度管理、病害の発生が少ないなどメリットも多い。腰を屈め、平らに整然と並べ続ける良夫さん。「今年もがんばっから」そんな仕事姿だった。

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