新たな試み 土づくりに南三陸の牡蠣殻を

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冬の寒さと春の暖かさが繰り返す3月下旬、白石市福岡の水田に鈴木さんの姿があった。雪に覆われた蔵王連峰を間近に望み、「原の米は旨い」といわれる蔵本の水田地帯。土側溝には雪解け水が流れ込む季節、水はけの悪さを感じながら、うねるようにトラクターを進めていた。この日、南三陸から譲り受けた粉砕済みの牡蠣殻を堆肥と一緒に撒き始める。プロジェクトでは、今年7人の生産者が一部の水田で牡蠣殻を土づくりに使用する。牡蠣殻はいわば良質の有機石灰肥料。大河原農業改善普及センターと検討した試験的な試みだ。

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山間部に圃場を多く抱える健一さん、今年は作付面積を1.7ヘクタールに拡大しササニシキ栽培に取り組む。トレードマークのオレンジ色のつなぎは今年も健在。辺り一面水田の中でも、どこで作業しているのかすぐに見つかる。背中には、オリジナルで着けたという「白石ササニシキ」の文字。さらなる広がりと手応えを感じたいーその意気込みも伝わった。「まずはやってみないとわからんからね」圃場を何度も往復し、南三陸産の牡蠣殼の粉末と堆肥を勢いよく散布した。

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